“メンテナンス”
と言えば色々とありますが、
故障や不具合が生じることなく正常な状態が維持できるように
点検したり、手入れをしたりすることを指すことが多い。(実用日本語表現辞典より)
とあります。
身の回りにあるものについて、
みなさんも定期的にメンテナンスするものもあるかと思います。
メンテナンスをさぼっていて、
とんでもないことになった!なんてことも
私の経験の中に幾度もあって・・・その大事さは、身に染みています。。

Hanabusa music and coach のピアノは、
昨年7月にオーバーホールを終えて生まれ変わりました。
教室オープンまでに時間を要したので、
しばらく名古屋ピアノ調律センターさんで預かっていただき、
11月にはるばる約800キロ旅をして福岡の地にやって来ました。
ピアノは、無機物のようですが
呼吸する生き物。
設置された環境の温度や湿度、弾き手の癖、弾かれる頻度などなど
によって、色々な変化が起こります。
ここまで幸い非常に困った・・・という変化は起こりませんでしたが、
こだわってどうしても欲しかったこのピアノですから、
定期的な健康診断 → メンテナンスをしたかったのです。
先日、名古屋ピアノ調律センターの宮北さんに来ていただき、
メンテナンス=調律していただきました。
調律後は、教室にやってきた時以上に素敵な音に変身しました!
環境的にも教室の条件が良いということで、今後も変化をよく見ていくことになりました。
さてさて・・・
ピアノのメンテナンスについてここまで綴ってきましたが、
体のメンテナンスについて話題を移しましょう。
季節は、徐々に春らしくなってきていますね。
雛祭りやお誕生会があったり、持ち帰り用にひな人形を製作したり・・・
ここから気合の3月です。
保育園、幼稚園、学校はこの時期年度末を迎え新年度に向けての準備に大忙し!
次々とやってくる行事や準備に追われてしまう時期です。
先生方は、園児さん生徒さんに見えないところで、
遅くまで残業したり、家に持ち帰ってできることをしたり、はては休日出勤もいとわず
頑張られていると思うと頭が下がります。
在職中の私は、一番苦手な時期でした。
精神的にやらなければならない仕事に追われ続けている感じと
担任が変わったり、異動があったり環境の変化への焦りや不安、
それに加えてアレルギーの花粉症と鼻炎、気管支喘息に悩まされ、
マスクに抗アレルギー剤を服用して何とか毎日を過ごしてきました。
今思えば、
精神的、環境的ストレス要因は、全身の氣の流れを滞らせます。
心に1ミリの余裕もない状態は、免疫機能を低下させ
夏に体を冷やすという不養生も相重なって、
花粉症の症状をさらに悪化させていたことが、薬膳料理の教室や東洋医学の知識を学ぶ中で
分かってきました。
そこで大事なのは、
日常生活の
『体メンテナンス』~整える~
今は、
月2回程度、鍼治療をしてもらう中で
自分の体全体の状態を確認して、
薬膳料理や薬膳茶、セルフお灸、ストレッチヨガで
体メンテナンスを心掛けています!
鍼治療は、痛みがあるなど症状のあるところだけではなく
体全体との関係性からアプローチをしていくので、
体のうちどこの臓器の働きや動きが低下してきて症状があらわれているのかを
見ていきます。(腎、肝、肺、心、脾などの分類からです)
お蔭さまでマスクは外せませんが、
あんなに酷かったアレルギー性の鼻炎がほぼなくなりました。
毎日毎日飲み続けていた対処療法の合成されたお薬にも
さよならすることができたんです。
ファスティングをがっつりして効果が上がった時期もありますが、
私が思ったよりも体の状態が悪かったため鍼の先生からストップがかかり、
食べないではなくしっかり食べることにシフトせざるを得なくなりました。
そのくらい私の体の脾胃=胃腸は、かなり弱っていました。
胃腸が弱って必要なエネルギーを作ることができない、細胞に必要な栄養も潤いも作れない
そんな状況で、体を循環する氣も滞ってしまい気持ちも沈んでいく。
無理をするから体はどんどん弱っていく衰えていく・・・
そんな悪循環な状況でした。。
これでは、マズいと
昨年の春から気を付けてやってきたことがあります。
①大好きなパン ②麺(スパゲッティ、うどんそば、ラーメン) ③ホッとするお菓子
をまず3か月止めました。
その後は、食べ過ぎないを意識して時々食べるのは、良しとしました。
この3つの中にある食材のキーワードは、
「小麦粉」と「砂糖」 です。
薬膳料理を習う中で、
それぞれ「体を冷やす」と「体に湿を生む」と知りました。
私のように脾胃=胃腸の弱った人にとって、
〇冷やすこと と 〇湿 は、とてもリスキーなんですね。。
ちょっとしたことも積み重なると大きくなります。
それが未病から病気になるということです。
薬膳料理は、『薬食同源』・・・日頃食べる食べ物から体を整えていくという智慧です。
高麗ニンジンや冬虫夏草などの高い生薬を使わなくても
日本にある安心な四季折々の旬の食材を使って、体を整えていく
もっとも簡単でシンプルな健康法だと思うこの頃です。
日々の食事までは難しいかもしれませんが、
お休みの日には、ゆったりリラックスして
体が喜ぶ優しい食べ物を摂って、毎日頑張る体のベースづくりを
してみるのもオススメです。

(ブロッコリーごはん・菜の花スープ・塩麴豚・大根のかき揚げ・
ネギとしめじの照り焼き・黒胡麻プリン)