豆まきで使った”紙玉”余っていませんか?


子どもたちにとって、
怖いけど・・・気になる!
鬼さん!!

ホントに強面の鬼もいれば、優しいお兄さんお姉さん鬼もいますが・・・
実際に鬼が登場すると
ほとんどの子どもが、
手に持っていた豆入りの桝を放り投げて、
一目散に先生のところに逃げてきて・・・大泣き。。

そんな光景が、
今年も見られたのではないでしょうか?



季節の節目、分かれ目である節分は、
実は四季それぞれにあります。
節分には、邪気(鬼)が入りやすいと考えられていました。

特に立春の前の節分では、
立春を迎えると新しい年になるので、
豆(魔滅)まきをして、邪気(鬼)を追い払います。
そして、そのあと歳の数か歳の数に一つ足した数の豆を食べるという
邪気払いの習慣が続いてきていて、
昔は保育園でも歳の数だけ炒り大豆をおやつで食べていました。

昔は大豆だけだったのが、今は安全面を考慮して、
殻付きのピーナッツや紙玉、
個包装のグミなども使われているようです!
時代とともに豆まき行事も変化している様子がうかがえます(^^)

さて、

豆まきの後、
どんな活動をしますか??


運動機能の発達的に、おススメの遊びがあります!

それは、
『豆(紙玉)を投げる!』という動きを使った遊びです。


「子どもが、おもちゃや石ころをお友だちや何か物に向かって投げる!」
なんてことで、お困りじゃないですか??


投げる」という動きは、
リトミック遊びやほかの遊びの中でもなかなか設定しにくい動きです

ならば・・・この機会に
余った紙玉を使って、思い切り遊んでみましょう!!

用意するものは、
①的となる絵
②紙玉
のみです!

【導入】子どもの目の前で、おしゃべりしながら鬼の絵をかいて
・・・絵を描くのが苦手ならコピーでも写真の拡大でも大丈夫!
   ただ的にするので、大きい方が迫力もあって、ねらいやすいです。
   子どもたちの目の前で準備することで、活動への期待が膨らみます。
 
【活動】その鬼の絵を壁や窓に貼り付けたら、後は豆を投げる!! 
・・・拾い集めるとお片付けにもなりますし、
   それに手間がかかるようならば、
   絵の下に大きな段ボールを一つ置いておけば、結構その中に入ってくれます!(笑)
   散らばった紙玉を探してきて投げるというのも、周りを見る力を育てますね!

【ねらい】を考えるならば、
・・・投げる動きを経験する。的に向かって投げる。距離によって投げ方を工夫する。などなど
   何度も繰り返すことで、片付けがスムーズにできたり、
   本番では怖くてできなかった豆まきもできるようになって自信に繋がったり、
   思い切り体を動かして楽しむこともできますね!


結構長く遊べましたよ・・・
♪豆まき の歌を歌いながら、2月いっぱい楽しんでたような・・・(笑)
寒くてなかなかお外で体を思い切り動かして遊ぶのが難しい季節ですし、
目で見て、的をねらって玉を投げるという目と手の協応動作になりますから、
お昼寝もぐっすりです❤
おもちゃや石などを投げるという子も
これならば、ダメと言われることもなく興味がある「投げる」ことに没頭できます。

加えて言えば・・・的の絵を変えれば、1年中できる遊びです。
的の絵は、オバケであったりオオカミであったり・・・怖いものなんでもOK!
バイキンマンをやっつける!なんてのもありですね。
思い切り投げるを楽しめたら、
どんなに注意しても繰り返して困ることも意外に簡単になくなってしまいます。
その子が満足するまでさせてあげてください。


ぜひ、やってみてくださいね!!

また、ふと思い浮かんだことがあったら投稿しますね!

櫛田神社 「お多福のくぐり門」