私は、ブログの中で「景色」という言葉をよく使います。
昔は、全く意識していなかった言葉ですが、
意識すると意外と色々な方が使っていることに気づきます。
最近特に印象に残ったのは、サッカー日本代表森保監督の
ワールドカップを戦う中で語られていた、
「その先の景色を見に行こう!」
という言葉です。
これと同じような言葉を言われた経験のある私は、
すぐに反応していました。
自分の中で意識していない言葉が入ってくると、
言葉としての意味は分かるので、
一旦は自分の中に入ってきます。
けれども実感が持てないまま、
さらさらと流れていってしまうこともあります。
「その先の景色を見に行こう!」
という言葉も最初は、
私の中でさらさらと流れていっていたように思います。
自分のイメージする目標を持って、
それに向き合ってチャレンジを始めた数年前。
今までの仕事ではやったことのない、全く違うことに挑戦し、
戸惑うことばかりでした。
その時に教えてもらった言葉が、
「その先の景色を見に行こう!」
だったのです。
今回のコンサートに来てくださった方は、
曲の途中で流したパワーポイントの中の、
「みなさんは今どんな景色を見ていますか?」
という言葉を覚えていてくださるかもしれません。
みなさんは、「景色」といわれて、
どんな印象をもたれますか?
視覚からのインプットが多い私にとって「景色」とは、
実際に目で見える世界のことでした。
でも、ここ数年の間に少しずつ見え方が変わってきました。
現実的な世界の見え方は変わっていないけれど、
感じ方の器が、少し広がったのかもしれません。
何かにチャレンジしながら大変な思いをしたり、
自分と向き合いながら一段ずつ階段を上り、
目指していた場所にたどり着いた時。
その場所で自分が感じたことや、周囲から教えてもらったこと、
そこまで歩いてきた道のりも含めて、
すべてが、その時見える景色の中に彩られているように感じます。
時には、自分が予想していなかったことや、
思っていた以上のことが起こることもあります。
その中で、学ばせてもらうことがあったり、
「よく頑張ったね」と
自分自身を褒めたくなるような気持ちになったり。
そんな経験を重ねていると、
次に目指したい場所や
次のステージが自然に見えてくることがあります。
または、
「これやってみたい」というようなことが、
具体的に見えてくることもあります。
焦らなくても、そこまで歩いてくると、
ちゃんと次の目指す場所が、見えてくるんだな…
そんなふうに思うようになりました。
「みなさんは今、どんな景色を見ていますか?」
今、自分の足で立ち、一歩ずつ歩みを進められていることは、
とても尊いことだと思います。
人それぞれに歩いてきた道があって、
これから歩いていく道もそれぞれ違います。
同じ道を歩く人はいません。
自分の道は、自分で探しながら、見つけていくしかありません。
だからこそ、その道を一人で歩くのではなく、
傍で一緒に歩いている人がいると心強くなるのではないでしょうか。
私は、どこかにたどり着いた人として、
みなさんをどこかへ連れていく人ではありません。
「こうすれば、こんな景色が見えますよ」と答えを持っている人でもありません。
私自身も、まだ自分の道を探しながら歩いている途中です。
みなさんの隣を歩く仲間の一人でありたいと思っています。
時には励まし合い、見えた景色を分かち合いながら、
一緒に歩んでいけたら嬉しいと思います。


