6月5日に暦は、二十四節気の『芒種』を迎えます。
『芒』(=ノギ)は、穂先にあるトゲのような突起のことで、
穂の出る植物の種を蒔くのに適した頃という意味だそうです。
前回のブログでは、田んぼに張られた水が鏡のようになって
山々や青空、月を映す話を書かせていただきましたが、
その田んぼに植えられる稲のことです。
七十二候では、この芒種を更に三つ季節を分け、
蟷螂(カマキリ)生ず→腐れる草蛍と為る→梅の実黄ばむ
とカマキリやホタルが姿を見せる頃であり、
梅の実が黄色に色づく時期で、
梅雨明けを楽しみに待つ季節だと思います。
ウォーキングをしていると、紫陽花の花が少しずつ色づいていることに気づきます。
白っぽいグリーンベースからほんのりと色づき始め、
美しく色をどんどんと変えていくので、
その姿を七変化の花と言われますね。
土壌によって色が変わったりもして、目を楽しませてくれるお花だと思います。

酸性の土では、青や紫に、
アルカリ性の土では、赤やピンクに
咲くことが多いそうです。
至という字がつく言葉に、『冬至』と『夏至』があります。
冬至は12月で、夏至はその6か月後の6月です。
今年は6月21日が夏至です。
このブログでも冬至の時に、
”迎える新年の目標を持つこと”
をおススメさせていただいたかと思います。
先日私の学んでいる気学の先生が、
冬は「問」=とう 夏は「解」=げ で、
冬至が「問至」だとすれば、夏至は「解至」であって、
冬至で立てた自分自身の一年の目標(=決意)に対する一旦の回答を得るのが、
夏至だとおっしゃっていました。
この夏至の日の6月21日、
私は『水無月アフタヌーンティーコンサート』を
友人2人のサポートをいただき初めて開催する運びとなりました。
保育所で弾いたり、門下の発表会で弾いたりしたことはありますが、
全く初めてのチャレンジです。
冬至に立てた今年の目標の一つで、
”これまでお世話になってきた方々に、感謝の思いを伝えたい”
という思いから、たどり着いたこのコンサートです。
色々なきっかけでコンサートに来ていただいた方々と一緒に、
穏やかでゆったりとした楽しい時間を過ごしたい。
と思ったことが、きっかけです。
みなさんを精一杯おもてなししたい!
と只今準備を進めているところです。
是非楽しみにお越しください❣
準備を進めていく中で、
初めてなことばかりで簡単にはいかないことや困難なことが、
次々と訪れ沢山の貴重な経験をしています。
今まで経験したことのないことに一つ一つ向き合っていくと、
体の中心にビビビッと電流のような体感が走ったり、
何かしら奥底から湧き上がってくるような繋がる感覚が何度となくありました。
苦しいけれどもそこで得られた感覚を感じた瞬間は、
とても嬉しくて諦めなくて良かったと思いました。
大きなチャレンジだからこその経験だと思うのです。
チャレンジもその大きさで得られるものが違うんだなと実感しています。
チャレンジと言っても色々あります。
楽にできるチャレンジは、今まで沢山やってきたと思います。
チャレンジの大きさが変わると
楽にできるチャレンジで得られるもの以上の体感があると思いました。
チャレンジをしていく中で、心の中で繰り返している言葉があります。
”やり遂げた先に見える景色を見てみたい。”
この言葉を心の中でつぶやくと
少しワクワクしてきます❤
来ていただいた方々の笑顔も浮かんできます。
楽しむことができると、きっと良い方向に進むと思うんです。
みなさんも素敵な6月をお迎えくださいね。

5月の節句で、菖蒲の葉や根を湯船に入れて
入浴する風習があるのをご存じですか?
菖蒲湯に入り、邪気を祓い健康を願いました。
絵本「くわずにょうぼう」のお話で、
鬼が追いかけてきた所に菖蒲が生えていて、
葉が刀のように鬼を薙ぎ払い、追い払った
という描写があったのを思い出します。

