毎日の挨拶が「暑いですね。。」になってしまうくらい、暑くなってきていますね。
みなさんは、お元気にお過ごしでしょうか?
7月19日から8月6日までの19日間は、夏土用の期間です。
自然界が夏から秋にかけて徐々に変わっていきます。
土の中で、夏の気のエネルギーが壊されて、秋の気のエネルギーに再生されていく
時期なので、土に負荷をかけないようにしましょうという時期です。
8月7日は、まだまだ暑いですが”立秋”です。
夏土用の丑の日は鰻の日のように思われていますが、実は土用に入っているので、
そんなに脂っぽいものを食べると胃腸に負担がかかり、調子を崩してしまいかねません。
東洋医学では、人の体も自然界の一部ですから同じように考えます。
体の中で”土”に当たるのが脾=胃腸なので、
そこに負担のかからない食養生をします。
私は鰻好きなんですけど、さすがに土用の期間は外して戴くことにしています。
蒲焼よりも蒸篭蒸しのフワッフワな鰻が好きです。
夏土用に入ったこともあって、最近家族に作る夏ご飯に頭を悩ませています。
私自身、夏養生を昨年は用心しすぎて失敗し、春の不調に繋がってしまったので、
上手く熱をさばき、気のエネルギーを補うような献立をと考えています。

野田マリコさんのGLASS ART
”南瓜”
お迎えしました❣
そこで、食材のおさらいしてみようと思いました。
夏が旬の野菜の代表と言えば・・・
○トマト・なす・きゅうり・ズッキーニ・にがうり
△ピーマン・とうもろこし、オクラ、枝豆
□かぼちゃ
◇生姜・みょうが・紫蘇
必ず献立の中に何かしらの夏野菜を加えますね!
○△□◇と分けて書きました。
これは、薬膳の考え方の体に与える影響で分けて分類しています。
まず、
○の中の野菜ですが、簡単に言えば体を冷やします。
△は、冷やしも温めもしません。
□は、温めます。
◇は、薬味として使われることが多く、温める食材です。
夏野菜のほとんどは、暑い夏に火照った体を冷やすような作用を持つ性質があります。
自然界は、その時期に必要なものを実らせてくれているなんて、すごいなと思います。
昔々は、冷蔵庫はありませんし、冷たいものがいつでも食べられたり、冷房もなかったから、
口から入れる食べ物で上手に養生していたわけです。
しかしながら、その頃とは段違いに現代は温暖化が進み気温上昇が顕著にはなっています。
しかし胃腸は、とても冷えに弱い臓器なんです。
冷房が効いた中で、冷たい飲み物やかき氷、アイスクリームなどの冷たいものを食べて、
胃腸の具合が悪くなった経験ってありませんか?
私は、かき氷を食べて失敗した覚えがあります。。
胃腸が冷えてしまうとお腹の具合が悪くなることはもちろんですが、
消化吸収が上手くできなくなり、十分な栄養を摂ることができなくなります。
暑さの中、体のエネルギーは消耗します。
すると夏バテして、食べれないし体の調子は優れないが続いてしまいます。
体をクールダウンしてくれる夏の旬の食べ物を摂って、
暑さのために失われやすい気のエネルギーを補いながら、
上手に暑い夏を乗り切りたい!
そこに薬膳の知恵を使いながら日々の献立を考えられたらいいなと思います。
基本ご自分が食べたいなと思うものは、
今の体の状態で体が求めているものではないかと思います。
それを中心に、旬の野菜を加えたらいいのではないかと思うのです。
一日中冷房が効いた中でお仕事されている方や汗をかくことが少ない方は、
体の表面は熱くなっていても、体の芯が冷えていることが多いです。
お風呂で湯船に入ってお腹を触ると、お腹が冷たいと感じるならば、
体はかなり冷えている状態だと思います。
冷たいものや体を冷やす働きの強い食材をそのまま使うと
必要以上に体が冷えてしまいますので、
焼くや煮る、さっと湯通しするなどの工夫をすることや
体を温める薬味を加えると
かなりその影響を軽減できます。
例えば、きゅうりですが・・・
乱切りし塩もみした後水洗いし水気を拭き、さっとごま油で千切り生姜と炒めて、
お醤油をたらして味付けすると
簡単な一品になります!
汗をかきすぎることを多汗と言って、
汗の中に「気のエネルギー」が沢山漏れ出してしまうので、
夏バテにつながります。
それを体にとどめる働きをしてくれるのが、
調味料の「酢」です。
夏に酢の物や南蛮漬けなどのように料理に酢を入れる料理が多いのも頷けます。
「気のエネルギー」を補ってくれる、お米や豚肉・鶏肉と組み合わせて、
積極的に取り入れていきたいですね。
生姜はよく使っていましたが、みょうがや紫蘇はそんなに使っていなかったので、
今年は意識して使っています。
生姜ですが、チューブに入ったものを使うのを止めました。
添加物が気になったからです。
大きい生姜を買ってもなかなか上手く保存できなくて、
何かいい方法はないかと思っていたのですが、
よく洗った生姜を小さく切って、
ブレンダーで滑らかなペースト状になるまでつぶしてから、
消毒した容器に入れて2週間冷蔵庫で乳酸発酵させる。
という簡単な保存方法を見つけました!
この方法で、半年くらい保存できるようです。
早速試してみようと思います。
以下に、
参考にした薬膳食材について、備忘録として載せておきます。
良ければ、献立作りの参考にされてくださいね!

ただ、ニンジンという名前が入っていたから
ピックアップしたのですが、
女性ホルモンを整えるハーブらしいのです!
乾燥させた実をハーブティーとして飲むそうです。
【備忘録】
トマト:五性 寒、 帰経 肝・脾・胃
体質 陰虚・陽熱、 旬6~9月
胃の働きを正常にし、消化を助け、食欲を回復してくれる。
体を冷やし、のどの渇きを止める作用があり、夏バテ解消に良い
肝の働きを助け、解毒作用を高め、老化防止や美肌作りに有効
なす:五性 涼、 帰経 脾・胃・大腸
体質 陽熱・瘀血・水毒、 旬 6~9月
体を冷やす性質が強く、脾を元気にして胃腸の動きを活発にするので、
暑気あたりや食欲のない時に良く、利尿効果が高いのでむくみの改善や
血流を良くする効果もあり
きゅうり:五性 涼、 帰経 脾・胃・大腸
体質 陽熱・水毒、 旬 6~8月
95%が水分で、利尿作用により体の余分な熱を取り、
ほてった体やのどの渇きを癒す効果がある。
夏バテ予防や尿の出にくいや浮腫みが気になる人に良い。
ピーマン・パプリカ:五性 平、 帰経 心・脾
体質 気滞・気虚、 旬 6~8月
ビタミンやミネラルが豊富。特に赤パプリカにはβカロテンと
ビタミンCが多く、血流の流れをよくし風邪の予防や肌トラブルの解消
に有効。優れた抗酸化作用があり、免疫力を高め、生活習慣病やガン・老化を予防する。
かぼちゃ:五性 温、 帰経 脾・胃
体質 気虚、 旬 5~9月
脾と胃の働きを助けてくれる、体を温め疲労を回復する。
抗酸化作用があるβカロテンをはじめ様々なビタミンを豊富に含み、美肌づくりや
生活習慣病の予防に欠かせない。胃痛や便秘を解消するほか、風邪予防にも有効。
ズッキーニ:五性 寒、 帰経 肺・胃
体質 陰虚・陽熱、 旬 6~8月熱っぽさを取り除き、潤いを補う効果があり、のどの渇きや空咳、
イライラを鎮めるほか、お腹の張りも改善。肌を潤すことから、美肌効果もある。
癖がなくどんな調理法にも向く。
にがうり:五性 寒、 帰経 心・脾・胃
体質 陽熱、 旬 7~9月
ビタミンCやミネラルが豊富に含まれる。にがうりのビタミンCは加熱しても
ほとんど壊れないのが特徴。体の熱を冷ますので、夏バテの解消になる。
苦味成分には、解毒作用や血糖値を下げ、便通を改善する効果がある。
トウモロコシ:五性 平、 帰経 大腸・胃
体質 水毒・瘀血・気滞、 旬 6~9月
胃の働きを高め、余分な水分を取る作用がある。炭水化物・ミネラル・食物繊維などを
バランスよく含むので多くの国で主食として食べられる。
便通促進作用や解毒作用があり、血液サラサラ効果もある。
オクラ:五性 平、 帰経 肺・肝・胃
体質 気滞、 旬 7~9月
βカロテンをはじめ各種ビタミンや食物繊維などを多く含む。特有のねばねば成分は、
便秘を改善したり、血糖値の上昇を抑制する作用がある。たんぱく質の吸収を助ける
働きがあり、疲労回復、滋養強壮などに有効。
えだまめ:五性 平、 帰経 脾・胃・大腸
体質 気虚・水毒・血虚、 旬 7~9月
大豆が熟す前に収穫したもの。気を補い、血の巡りを良くするので、夏バテの予防や
疲労回復に有効。たんぱく質がアルコールの分解を促し、肝機能の働きを助ける作用がある
のでお酒のおつまみに最適。便秘の解消にも効果あり。
生姜:五性 温、 帰経 脾・胃・肺
体質 陽虚・気滞・水毒、 旬 6~8月と9~10月
体を温める効果が高い。生は、即効性が高く寒さが招く風邪に有効。乾燥したものは、
血行を改善し、体を芯からジワジワと温める。香りが胃液の分泌を促すので薬味にしたり、
免疫力アップやガン予防、老化防止など活躍する。
みょうが:五性 温、 帰経 肺・大腸・膀胱
体質 気滞・瘀血、旬 6~10月
血行を良くして発汗を促したり、食欲増進や消化を助けるなどの効果があり、冷たいものの
摂りすぎによる胃腸不調改善に役立つ。生理痛や生理不順にも良いとされ、ほかにも解毒作用
に優れ、風邪や口内炎予防にも有効。
紫蘇:五性 温、 帰経 肺・脾瘀血
体質 気滞・瘀血、 旬 6~9月
辛みが体を温め、寒さからくる風邪を遠ざけ、熱を下げる効果がある。香り成分は、胃液の
分泌を促し、食欲増進や吐き気を防ぐ。βカロテンの含有量が高く、活性酸素を除去し、
ガンを予防する食材として注目されている。
体質
◎気虚・・・「気」が足りず、体力が落ちている
◎血虚・・・「血」が不足し、体が栄養不足になっている
◎気滞・・・「気」の流れが悪くなって、不調を起こしている
◎瘀血・・・「血」の流れが滞って、汚れが溜まっている
◎陰虚・・・「陰」の気が足りず、潤い不足になっている
◎陽虚・・・「陽」の気が少なく、体が冷えている
◎水毒・・・「水」の代謝が悪く体内に水分が溜まっている
◎陽熱・・・ストレス・飲酒・高カロリー食などで体に「熱」がこもっている
参照: 『薬膳・漢方 食材&食べ合わせ手帖』西東社

