新年度が始まってはや1か月
毎日慣れない新しいクラスで、新しい色々に追われる毎日で
✔️息つく間もなく忙しい
✔️いろんな問題や課題が次々と押し寄せる
✔️困っている
✔️苦しい
✔️時間は止まることなく、待ってはくれない
✔️体も心も疲れ切っているのに、やってもやっても終わらない
✔️だから振り返る暇もない
ひたすら毎日に耐えて
週末や週休、GWの休みだけを指折り数える。
あら~
私の心はどこに行ったんだろう??
って気付けたらいいけど、
そのレベルにすら達しない。
すると、どうなるでしょうか?
ほぼ『燃え尽き症候群』の状態です。
自分の心の所在地を忘れてしまうと
心は壊れていってしまいます。
”心の所在地”って何??
って思いましたか?
心には、
”外向きの心” と ”内向きの心”
があります。
外向きの心は、外の社会に向かっている心
内向きの心は、自分の内面に向かっている心
です。
簡単に言えば、
外向きの心は、建前
内向きの心は、本音
大事なのは、
内向きの自分の内面に向かっている心
つまり『本音』
ここが心の所在地
ここに気づかずに、無視をし続けて
外側の社会に合わせることだけに気を取られて生き続けると
外向きの心と内向きの心は、一緒に存在できなくなり、
人間本体の私から忘れ去られてしまうと
内向きの心=内面の自分は壊れていってしまいます。
心がストライキを起こして、
強制終了させてしまうんですね。
何故って??
大事な自分を『守る』ために!
〇大きく環境が変わってなかなか馴染めない
〇たくさんの仕事やタスクで自分の限界ギリギリ
〇体を休める休日がない
〇偏った食生活、不規則な食生活で十分な栄養が取れていない
〇夜十分な睡眠がとれていない
もしもこのような状況があれば
要注意です!!
新年度が始まって1か月くらい経つ頃に
または、GWが訪れ休みが明けたら、
仕事や学校に行けなくなった。よく耳にする事例ではないでしょうか。
こうなる前に
何かサインが出ていると思います。
それが、
『もやもや感』
症状が重い場合には、
この「もやもや感」すらも感じていないかもしれません。
または
『イライラ感』
何だか分からないけれど、全てにイラっとする。
イラつく自分にもイラつく複雑さがあります。
人によっては、
『気持ちが塞ぐ感じ』、『ひどい疲労感』、『違和感』、『ノイズを感じる』こともあるかもしれません。
ストレス耐性には、個性があります。
すごく強い人もいればとても弱い繊細な人もいて、個性があるのです。
実はかなり昔のことですが、
この『もやもや』『イライラ』・・・私も経験あります。
『もやもや』『イライラ』は、外側の社会の何かに原因があるからだと思っていて、
それが内向きの心=内面の自分からのサインとは気づきませんでした。
ここからは、内向きの心を「内面の自分」と表現していきますね。
その頃の私の転機になった本をご紹介します。
吉本ばなな『違うことをしないこと』 角川書店
違うこととばななさんは表現されていますが、
違和感とも言えるし、
もっと簡単に言えば、『もやもや感』『イライラ感』
この本に出会って私は、
初めて自分の中にある『もやもや感』『イライラ感』の存在に気づき、
外側の社会に原因があるのではなくて、
内面の自分が訴えかけた違和感であったことに気づきました。
内面の自分は、いつも自分を守ろうとしています。助けようとしてくれています。
なかなか内面の自分を無視して気づかない私が、
偶然吉本ばななさんの本を手に取り、本を読んで何かに気づいたのも
内面の自分が何とか助けようとしてくれていたのだと思います。
内面の自分は、
本や映画の言葉を借りて、
身近な誰かの言葉を借りて、
テレビやメディアを借りて、ヒントを伝えてくれています。
早く気づいて欲しいのです。
だけど・・・人はなかなか気づかない。
ヒントをキャッチできない。
そもそもそんな習慣がない。。
それは、私たちが育ってきた日本社会の影響も大きく受けています。
「外向きの社会に向かっている心」
日本に生まれた私たちは、自分のことはさておき
人を思いやる心や謙虚さが大事、自己犠牲の美しさを美徳として
子どもの頃から躾けられてきたと思います。
なので、外向き中心で何が悪い!?自分のことばかり考える方が傲慢だ!
と思われるかもしれませんが、
自分あってこその
思いやりや謙虚さなのではないでしょうか。
「自分らしくない」「自分の軸がない」と思われるのであれば、
自分がおざなりになっていて、
自分に委ねられるはずであった自由な決定権を
周りを取り巻く外側の社会に握られてしまっているのかもしれません。
そして、内面の自分の本音を心の奥底に厳重にカギをかけて蓋をして、
しまい込んでいるのかもしれません。
あなたにとって
『もやもや感』『イライラ感』は、
どこにありますか?
どんな時に感じますか?
あなたの内面の自分が出しているサイン
ぜひ感じてあげてくださいね。
(※blog内の絵カードは、前回投稿でご紹介した https://shitsumon.jp さんのカードで、
レッスンやカウンセリング・コーチングでも使用しているものです。)