秋の過ごし方と薬膳を少し取り入れた暮らし🍁

朝晩は、めっきり秋らしくひんやりとしてきました。まだ日中の気温が高く汗ばむ日もありますが、季節はそれなりに今の地球のペースで移ろっているようです。
暑いのか涼しいのか・・・
どっちつかずで服装にしても長袖or半袖?
何を食べるかにしても冷たいものor温かいもの?
と迷ってしまいます。
みなさん、いかがお過ごしですか?

金木犀:薬膳では桂花と言われています。
体を温めて、冷えを改善してくれ、お茶にして飲みます。


それでも夏真っ盛りの頃と比べると明らかに変化してきたことがあります。それは、蒸し暑さが減ってサラッとした空気になったこと!やっと湿度が低くなって、心地よい爽やかさを感じるようになってきましたね。こう感じるのは湿度が低くなっているのですが、同時に『乾燥』してきていると言えます。

折しも10月20日から冬の土用が始まりました。
約3週間弱かけて秋から冬に自然界が移り変わっていきます。
最近急に気温が下がり一日の寒暖差が大きく、気温の変化に体が追いついてなく長い夏の疲れも引きずったままの体にはかなり堪えますね。。
空咳、くしゃみ、鼻水、冷え、頭痛、胃の重さなどの不調、便の不調、睡眠の不調・・・
と体調を崩している方も多いようです。この土用の時期は、私たちの体も自然界と同じくやってくる冬に向けて変化していきます。その変化の影響を受けて、私たちの体のバランスも崩れてきやすいと言われます。
季節に合った過ごし方=養生を心がけたいものですね。私は一応主婦という役割もあるので、家族の健康に合わせての食事作りには気を遣います。

東洋医学で秋は、
乾燥+暑さ(秋の前半) 
↓ 
乾燥+冷え(秋の後半) 
の特徴の違いがあるので、

乾燥を潤しながら、秋の終盤の今なら温める養生

温かいスープやご飯、お風呂で体を温めたり、首周りや足首を覆って温めるになります。
食べ物で言えば、『白い』もの『とろとろ』のものが良いそうです。
薬膳に使われる”白キクラゲ”は、呼吸器系の弱い私にとっては心強い味方になっていて、結構でる空咳が楽になります。

一晩水で戻した白キクラゲを水でとろとろになるまで弱火で90分ほど煮込むだけ!
これを食事の時の汁物(味噌汁・すまし汁・スープ・かたくり餡)に大さじ1杯加えます。

白キクラゲ:通常乾燥した状態で売られています。
20グラムをひたひたの水に一晩浸しておきます。
鍋に移し、ひたひたの水で途中差し水しながら
弱火でフタをして約90分煮込むと出来上がり
とろとろになるまで煮込んだ状態です。
私は、一人分大さじ1で使います。


白キクラゲは、薬膳では美肌効果も有名で肌に潤いを与える力が大きく、蜂蜜やクコの実と一緒に煮て食べるのも良いそうです。実際に使ってみて、味や匂いがないので食事にもデザートにも使いやすい食材です。
自分が感じている以上にすでに肌も肺も腸も体中が乾燥しているので、毎日の体に取り入れるという積み重ねで楽になり効果を実感できると思います。
秋になると「あ~乾燥してきたな~白キクラゲ作ろ~う!」と私はなります。

・体を潤す食材で他には
大根 レンコン 山芋 百合根 豆乳
豆腐 イカ 牡蛎 白キクラゲ 白ごま
蜂蜜 梨 ぶどう

などを意識して献立の食材に取り入れていくだけでもいいと思います。
ただし、土用の時期(10月20日~11月6日)は胃に優しい食事が基本です。

冷たいもの、脂っこいものや揚げ物、香辛料が強いもの、
生もの、甘いもの

は、胃腸に負担がかかる食べ物なので、気を付けたいポイントです。
火を通して温かく油や辛味の少ない、自然な素材の味を楽しみながら食べられたらいいなと思います。

今日ご紹介した”白キクラゲ”は、
今回日頃から鍼灸でお世話になっている『OFFTOOON』さんで購入しました。
鍼灸師さんが作られた薬膳茶や薬膳に使える食材を多数豊富に販売されています。
特にPR案件ではなく、
あくまで購入先の一つのご紹介です。
他にもスーパー、食材専門店、ネット通販でもご購入いただけます。
何をどう使ったら良いのか迷ったりしますよね。
今の体に合わせての食材選びなどもアドバイスしていただけるので、心強いです!

OFFTOOON
〒810-0074 福岡市中央区大手門1-2-1花房ビル2F
予約電話番号:070-8509-6199
営業時間:10:00〜19:00 (最終受付18:00)
日曜定休
https://www.oftn-harikyu.jp/