『リフレーミング』って何!?
物事や出来事、状況などの枠組み(=フレーム)を変え、別の視点から捉えなおすこと
GoogleAI先生によると、元々は心理学家族療法の用語で、コミュニケーション心理学の神経言語プログラム=NLPにおいても使われている自己認知を変える手法の一つです。
似たような言葉に物事を常に前向きにとらえる考え方の『ポジティブシンキング』がありますが、感じ方や解釈の見直しを通して新しい視点を獲得するという点では、似ているようで全く別物になります。
唐突ですが・・・
『メンタル強め美女白川さん』(獅子著 KADOKAWA)ってコミックご存じですか?
YouTubeのおススメにあがってきて、私は何気なく観たのが初めです。ボイスコミックで、お声は”鬼滅の刃”の胡蝶しのぶ役の早見沙織さん。可愛くて優しい声の声優さんです。
~日々を頑張る女性たちの”お守りコミック”前を向くための白川流メッセージが満載~のキャッチコピーが添えられていて、最近気づいて確かになぁ~!と思いました。
私たちは、社会という枠組みの中に組み込まれて会社や事業所、施設に属し、日々8時間以上様々な役割をもって労働しながら社会を支え、そこで得られるサラリーで自分の生活を維持しています。
組織やその仕組みを維持するためにさまざまなルールという変えられない枠の中で、自分の価値観よりも全体や顧客に対しての価値観を優先して仕事をしていると思います。
その方によって肌に合うとか馴染めるとか個人差はあるかと思いますが、好きなことをやっていても自分には向いていないと思っていても、一様にどんな方にも言えることは、
日々、頑張りすぎるくらい頑張っている!
と思います。
落ち込んでモチベーションが下がったり、
自己嫌悪で自分に厳しいダメを出したり、
気持ちが不安定になったり・・・もあることでしょう。
私にとっても白川さんの言葉は、心にじんわりと浸みてきます。
そして思うのです。
『白川さんって、”リフレーミング”の天才だ!』
『リフレーミング』は、
物事が上手くいかなかった時
批判された時
モチベーションを上げたい時に効果があります。
変えていきたいのは、
状況・行動・心の内面
例えば、
コップに入った半分の水の状態を見て・・・「もう半分になった。半分しかない」と思うのを「まだ半分もある」に変化させる。
「のんき」→「おおらか」、
「飽きっぽい」→「好奇心旺盛」、
「優柔不断」→「慎重で思慮深い」
へと変えることができます。
自分の見方、捉え方が変化すると
〇自分の不安定な感情をコントロールし、モチベーションを向上させ自信が持てる
〇人間関係が円滑化する
〇課題解決能力が向上する
自分の嫌な所ばかりに目がいきがちですが、リフレーミングすることによって逆に強みに思えるようになったり、ピンチをチャンスに捉えるのと同じでうまく気持ちを切り替えることに繋がっていきます。
私は、よく言われるPDCAサイクルを使って考えたりします。
P(Plan) 計画
D(Do) 実行・行動
C(Check) 評価
A(Action) 改善
を当てはめて
P:今日はこうやってやってみよう!と考える
↓
D:行動する
↓
C:行動した後にどんな結果が得られたかを考える
↓
A:~リフレーミング~
↓
再びPDCAサイクルを使いながら、生活や仕事がうまく回ったり、タスクや課題をより良くしていくというところにもつなげていきます。
リフレーミングして変化させるときに大事にしているのは、自分軸です。
先輩や上司、先生、親などの他人軸の方から見て相手に合わせて考えるのではなく、主体は自分軸です。
自分の一番の理解者は自分でしかありません。
頭の中だけで考えていると上手く考えがまとめられなかったり、嫌なことならばネガティブな方に偏ってしまったりしがちです。
そんな時は、”メタ認知”という脳の機能を使って是非文字で書き出してみて、客観的に見つめてみるとうまくいくかもしれません。
以前のブログ『身の回りにあるチャンスを掴む術①~④』に詳しく書いていますので、参考にご覧くださいね。
★以前のブログは👇のリンクからご覧いただけます。
身の回りにあるチャンスを掴む術①~チャンスはどんな顔をしている?~🍀
身の回りにあるチャンスを掴む術②~出会いの捉え方~🍀
身の回りにあるチャンスを掴む術③~チャンスにどう気づくか?☆~
身の回りにあるチャンスを掴む術④~自分軸を整える❤~
秋は、自然物が実をつけるように自分の内側にギュッと中身を詰めていく季節でもあります。自分の内側に向かっていく季節とも言えます。
来る春に向けて、自分磨きをする季節だとも私は思います。
新しいことをするのは慣れなくて気づいたらいつもの思考に…ということもあるかもしれません。でも、そこで「あっ…いつもの思考だ」と気づいたことは、変化への第一歩。繰り返しているうちに少しずつ変化していきます。
行きつ戻りつしながらも前進していけるよう、ご一緒に歩んでいきましょう。