身の回りにあるチャンスを掴む術③~チャンスにどう気づくか?☆~

前回のブログでは、チャンスは日々日常に溢れている出来事であり、その出来事の捉え方によって出会い方が変わってくる。どんな出来事も学べることが内側に隠れているし、それに対してどう向き合っていくか活かしていくかで、何でもないことも最悪なこともチャンスに変えられると私の経験も含めてお話しました。

日常に溢れている出来事にチャンスは隠れている。

「と言っても、どうやってチャンスだと気づけるの?」
そんな声が聞こえてきます。

そこで大事になってくるのが、
チャンスに気づき、そのチャンスに向き合い活かしていくための自分軸をつくるのに必要な
『自分を知ること。自分と対話すること』です。

私は自分との対話なんてできている!と思い込んでいましたが、お恥ずかしい話ですが40歳を過ぎても他人軸ばかりを優先する自分のことを分かったつもりの人間でした。心理学やコーチングを勉強する中で、全くと言っていい位自分のことが分かっていない人間だと分かった時は、言葉が出ない位ひどく驚愕しました。。

ジニア :1つの花の中に舌状花と筒状花の2つの花が咲きます。
本体となる外側の白い花(舌状花)と中心の黄色の雄しべにも花(筒状花)があるのが分かりますか?
何か今日の話題とちょっと重なりますね。。
夏の花ですが、まだまだ元気な可愛いお花です。


『自分を知ること。自分と対話すること。』
「と言っても、何をしたら自分を知って、対話できるようになるの?」
また声が聞こえてきます。

私は、自分を分かったつもりの私に
「それって何、どういうこと?」
「どうしてそう思うの?」
「何が嬉しいの?」「何が嫌なの?」
「何がつらいの?」「何が苦しいの?」
「何をどうしたいの?」
「そこから何が欲しいの?欲しかったの?」などなど・・・
と質問攻めにしました。
ここで、大事にしたのが自分の中に湧き上がってくるモヤモヤとした違和感のような感覚です。
何かを質問して答えが出てきた時に、このモヤモヤ感が心の中に少しでもある時はまだまだ本当の思いをキャッチできていない証拠でした。

人の脳では、自分を客観的に見ることが出来る能力が思春期ごろから育ち始め25歳ごろまでに完成していくと言われています。その働きをするのが、脳の前頭前野にある背外側前頭前野で一般的に「メタ認知」能力と呼ばれます。今の自分の気持ちや感情に対して、「それはどうして?」と自分の外側から自分を見ている状態をいいます。
これって使われてないと金属に錆が出るように錆てくるみたいですね。。まさに私のは錆びついた歯車のような”メタ認知能力”でした。物事を良し悪しや損か得かのような2つの思考でザクっとしか捉えられず、自分のことが全くわからない自分と心の中の自分との対話を続けていくことは、最初はもちろん上手く噛み合いませんでした。それでも繰り返すうちに徐々に徐々に噛み合うようになってきました。

少し前の投稿でご紹介させていただいた中野信子先生のご著書『脳を整える』のなかで、

①嫌な気持ちと向き合うのは簡単な作業ではないが、メタ認知を活用することで冷静でいられると知っておくだけでも大きな助けになるはず。嫌な気持ちをただ抱えたままでいると、脳のワーキングメモリ(ものを考えるときに使う脳のスペース)が狭くなりその気持ちを冷静に振り返ったり、ほかのことを考えたりする余裕がなくなってしまいます。
②そこで、嫌な気持ちは「文字」にしてアウトプットしてしまいましょう。手書きでもパソコンでもいいのでとにかく自分の外へと吐き出してしまうわけです。
文字にすると嫌な気持ちが処理しやすい「記号」に変わります。そもそも文字は、感情や思考を圧縮するためのツールです。記号情報として処理するから、嫌な気持ちを客観視しやすくなるわけです。

と書かれています。
自分と対話する時、頭でだけ考えていると特に嫌なことの場合は、いつの間にか全く違うことを考えていたり、同じ所を堂々巡りしたりして、一向に進まないことを多く感じました。
なので、私は四角いポストイットの紙にどんどん書き出してはノートに貼るを繰り返していきます(書き出しワーク)。家ですると考えたことを引きずりそうなので、早朝ウォーキングに行った先の公園で、コンビニで買ったコーヒー一杯を飲み終わるまでと時間を決めてやりました。長い時間向き合うのは苦しいし、しんどいですもんね。心の中にモヤモヤしたような違和感がなくなり気持ちが整えば、紙は自分がスッキリする方法で処分します。こうやって、自分の中に知らず知らずのうちに溜まった負の感情を吐き出していきました。これはね~本当に心の断捨離になりました!!そして、自分を知り繋がっていく過程で、自分軸も少しずつ整っていきました。

『文字にしてアウトプットし、自分を客観視して向き合っていく』

ともう一つは同時に、
『情報アンテナの感度を上げること』です。

これは、特別なことは何も要りません。
ただ、身の回りに流れてくるテレビやSNS、映画、コマーシャル、たまたま観た番組、雑誌や本、友だちや先輩、先生が言った一言・・・などなど・・・の沢山の情報を一旦良い悪い、要る要らないのジャッジはせずに、耳や目から体の中に入れてみて、流すだけ。必要なものには、ピンポーンと体が反応してくれるようになります。
こまごまして入り混じった無数の情報ですが、侮ることなかれ!めちゃくちゃチャンスにつながるヒントをくれていたりします。

〇あれっ!と目を引いたり
〇何度も同じフレーズが流れてきたり、出会ったり
〇なぜか気になったり
〇これするんだ!なんだかわからないけどこれ!と根拠のない自信と共に表れるひらめき

もしもこんな事と出会ったら、流さずにしっかりとキャッチしてくださいね!🍀

そこから考えていったり、とりあえずやってみたら、
自分のやりたいことにどんどん繋がっていった!とかバラバラな思考を繋げていってくれた!
などが起こるようになってチャンスに繋がっていきます。
最初のうちは、「これってどう思う?」と自分自身に心のなかで問いかけてあげてください。
モヤモヤしたような違和感が上がってこなければ、自分が良しとする。というのでも佳いと思います。

次回は、ワークする時間がない、なかなか続かないという方にオススメの自分と向き合う簡単ツールについて、お話したいと思います!お楽しみに❣

水辺で書き出しのワークをするのもとても気持ち良いです。
目の前のこの川のように、私たちの周りには様々な情報が溢れています。
ぼんやりと見ているうちに水は何事もなく流れていきますが、
溢れる情報も川のほとりに座って眺めるように流していくのもコツかもしれません。