二十四節気「冬至」の日に思うこと

「冬至」は、夜が一番長く太陽の力が一番弱まる日。
古くから太陽が生まれ変わる日と考えられ、太陽が一度死に蘇る=「死と再生」の意味やこの日を境に蘇ってくることから「一陽来復」といい、冬が終わって春(新年)が来ること。悪いことが続いた後でようやく物事がよい方向に向かうこと。

とされてきました。

また、「陰極まって陽となす」・・・極まった陰から陽のエネルギーに切り替わる。
陰から陽へと全く真逆のエネルギーに大きく転換していくため、自分や身の回りに影響が出てくるとも言われます。

     

冬至の日は、ここ数年私にとって意味深い出来事が起こる日でした。

この日を迎えると今までの苦しかったことや辛かったこと、悲しかったことも頂いたありがたいご縁として変化していく・・・気持ちが切り替わる日であったりしました。

不思議なんですが・・・エネルギーが、ネガティブからポジティブに変化していく感じです。
今年はどんな体感を感じるのか、とても楽しみでもあります。

みなさんもご自分に心を向けて何か変化を感じられてみませんか?

冬至以降、太陽の力は増していくのでその太陽の力をいただくために『ん(運)』のつく食べ物をとるとよいとされてきました。(例えば南京(カボチャ))
柚子湯も冬至の風習。丸くて黄色い柚子は、手のひらに納まる小さな太陽の形代。それを入れた柚子湯に入るのは、季節の節目に身を清める禊の名残です。(「まいにち暦生活」~ナツメ社~より引用)

柚子湯・・・血行を良くする効果があり、体が温まるので風邪や冷え性の予防になるといわれています。柚子湯に入るとその冬は無病息災で過ごせると親しまれてき、広がる良い香りに心身ともにリラックスします。果汁は、肌を刺激する成分があるので肌の弱い方はご注意くださいね。

柚子:気を巡らせるので、気分の悪い時や食欲がない時にもよい。

自分の体に入れる日々の食事を大切にしたい!と
しらがき ひろこ先生の薬膳料理のお教室に通い始めて1年半になります。

それまでの私は病院で出される薬漬けで、頭痛薬が月1箱以上や悪くならないために予防的に飲んでいた薬もたくさんありました。でも、悪くはならなくても症状が改善し、なくなることはありませんでした。人工的に作り出された薬を常に体に入れ続けることに、とても違和感を感じるようになってきていました。加えて高齢の母の食事を作るようになったのもきっかけのひとつで、食べることの好きな母が喜んで食べてくれるようになったらいいな!と思ったからです。

薬膳料理の考え方は、薬食同源。

「薬」と「食」の源は同じで、全ての食べ物には薬と同じような効能があり、間違った食事をすると病気の元となり、反対に体に良い食事は健康を保つためには欠かせないものであるという考え方なのです。体に良い旬の食べ物の持つエネルギーを上手く組み合わせて食べることで、今必要な食べ物を薬の代わりに体に入れていくこと。食の大切さに今一度向かい合いたかったのですね!東洋医学や漢方の聞き馴染みのない言葉が沢山でしたが、意外と知らないことが多くて!毎回の新しい発見が楽しいお教室です。

このブログの中でも、備忘録として季節の養生法などをお伝え出来たらなぁ・・・と思います。

黒米のハッシュドビーフ&精進プレート(一心寺お寺カフェにて)