冬至の余韻に浸っていたら、もうクリスマス！あっという間にお正月を迎えそうです💦
最近、眠くてなかなか朝が起きれないなぁ・・・と思っていました。
これはどういった体の状態なのかと思い、
東洋医学の最古の医学書である『黄帝内径素問』の中に、ヒントがないかと見てみました。

『黄帝内経』の原文は漢文なので、現代語訳でみてみると

　”冬三月、これを閉蔵と謂う。水凍り、地裂ける。天の陽気は万物から遠ざかる。
　夜は早く眠り、朝はゆっくり起き、日の出日没と同じように寝起きするのがよい。
　心静かにゆったりと過ごし、汗をかいて体内の陽気を失わないようにし、
　寒い刺激を避け体を温かく保つ。
　これは、冬の閉蔵の気に調和した養生法である。
　この養生法に逆らって、気が動転したり、寒さにさらされると腎を傷める。
　すると春になって免疫力が落ち、疲れやすくなり老化が進む原因になる。”

前回のブログで、陰気と陽気のお話と陰陽二元論について少しお話しました。
夏は陽気のエネルギー（気）が多く、活動させる気に溢れている季節。
反対に冬は陰気のエネルギー（血・水）が多い季節なので、眠らせるエネルギーが強い季節。
睡眠時間を十分取り熟睡することで、夏貯えた気から血（けつ）と水（すい）（＝体に必要な栄養や潤い）が作られて、春になって元気に活動できるよう準備をしている訳です。
ということは、
「眠るということが大事な季節」ということなんですね。
私の眠気は、”もっと眠らないといけないよ！と教えてくれている”ということのようです。
いつもの睡眠時間より30分以上延ばすようにすると良いらしく、
眠いから就寝時間を少し早めに前倒ししていたのですが、体は正直なんだと改めて思いました。

冬至を迎え、太宰府の竈門神社に恵方詣りに行ってきました。
お天気が良くて少し暖かく、とても清々しい感覚になりました。
そんな中にお迎えしていただき、
「今年を振り返り新たに立てた来年の目標」の成就を祈り、
頑張ろう！思えるような元気をいただいて帰ってきました。

恵方と言えば一般的なのは、節分の日にみなさん一言も喋らずに黙々と食べられたことがあるだろう
”恵方巻を食べる時に向く方位”
と言えば、お分かりになるかと思います。
今年は、東10度方位です。

気学の学びの中で、
恵方は”出会いとチャンスに溢れる方位”
と言われています。
自宅から見て、その方位にある神社仏閣にお詣りして祈ります。
これが恵方詣りです。
私は、ここと決めた神社仏閣に1年間毎月お詣りに出かけ、その方位の気をいただいてきます。
そこでゆったりと過ごしながら、自分がたてた目標について考えたり、自分の心の中を整理したりします。
その中で佳い気づきやヒントを思いつくことがしばしばあって、
自分と向き合う時間として大事にしています。

竈門神社（下宮）は、太宰府でも少し奥まった所にあり、修験道の山宝満山の麓に在ります。
初夏には、法螺貝の音が響き渡る山伏の峯入りの行事もあり、山頂には竈門神社の上宮が鎮座しています。
太宰府の鬼門方位（北東）を守る「太宰府鎮護の神」とされ、遣隋使、遣唐使など大陸に渡る人々が航海の安全と目標達成のために参拝し祈りを捧げたともいわれています。
また、主祭神の玉依姫の御神徳から「縁結びの神」としてもよく知られていて、
創建以来1350年という長い歴史のある神社です。

太宰府天満宮からは約２キロ山道を登っていきますから、徒歩で行くならばちょっとした修行になるかもしれません。。（笑）
(太宰府駅前からコミュニティーバスまほろば号が1時間に2本ほど出ており、所要時間は10分程度です。）
神社境内からは、宝満山に上る登山道もあります。高くはないですが修験道の山ですからかなり体力のいる山です。
人気アニメ鬼滅の刃で有名になったので、日本人はもちろんですが海外からの方も多く見られようになり、
春の桜、夏の青紅葉、秋の紅葉など四季折々が感じられる素敵な神社です。

〇男女の良縁をはじめ、家族や友人、仕事、自然などとの良いご縁を結びたいと思われている方
〇新たな生活を始めたり、目標達成や事業の成功を願う方
など・・・
もし太宰府まで来た！という機会があれば、おススメの神社です。

私は、帰りに太宰府天満宮にもお詣りします。
今回天満宮の狛犬の顔をよくよく見ると、とても愛嬌があって可愛かったので写真を撮りました！
広い境内を歩き、見どころ多い参道のお店を覗きながら帰路につくのですが、
毎月来ていてもどちらの神社にも毎回何かしらの発見があるので楽しみです。
そんな変化を感じることができるゆとりやワクワクを感じる心をこれからも大事にしていきたいと思った日でした。

今年もあと少しとなりました。私の拙いブログを読んでいただき本当にありがとうございました。
みなさん、どうぞ佳いお年をお迎えくださいね🍀