プチ日帰り旅🌤と冬至について

先日九星気学と易経を一緒に学んでいる友人が主催する勉強会に参加するために柳川に行ってきました。
私が住む福岡地区から西鉄大牟田線を利用すると一時間弱の距離で福岡県の南部有明海に面する地域です。
柳川と言えば水郷川下り、詩人北原白秋生誕の地や柳川藩主立花家の邸宅と庭園の「御花」、グルメならば鰻のセイロ蒸しが、すぐにでてきます。
実は、この春写真を撮りに行きたくて計画していたんですがタイミングを逸してしまっていたので、このご縁に乗って出かけてみることにしました。
やはり約60キロ離れると土地の雰囲気がガラリと違うし、
初めて見る景色を見ながらいろんなことを感じたり、
グーグルマップを頼りにあちこち歩いてみたりすることで、
体の中というか頭の中が活性化するような感じです。
結構歩くのも日ごろの運動不足の解消になります。
時々、知らない場所を訪れるのは、いろんな意味での刺激になりますね。
鰻が名物なんだけど、
実は福岡牛を使った肉料理が美味しかったり、
意外と街が広かったり、
博多弁とは全く違う筑後柳川弁にびっくりしたりもしました。
この日は寒かったのと勉強会もあったので色々な所を観光するのは難しかったですが、来年こそは雛祭りの頃にさげもんめぐりをして写真を撮ってみたいと思いました❣

冬の川下りの名物こたつ船!
船の中央にこたつがあるのが分かりますか?
日差しはありますが、結構寒かったので温かそうでした❤
勉強会が開催された宰府屋旅館さんの紅葉
真っ赤に色づいていました🍁

今週末の21日(土)には、冬至を迎えます。
九星気学や易経を学んでいる人にとって冬至は、とても意味深いと大事にする日です。
冬至は陰気が極まる日で、ここから陽の気が新たに立ち上がる日ということをこのブログにも書いてきました。

例えば月と太陽、日向と日蔭、善と悪などのように明らかに正反対真逆の位置関係で捉えられます。
万物にはこのように相対する性質を持つ陰陽があるといわれています。男性は陽で女性は陰、左手は陽で右手は陰、背中は陽でお腹は陰、顕在意識は陽で潜在意識は陰というように捉え、陰陽二元論ともいいます。
心理学でも思考のクセの中に白黒思考というものがあります。ポジティブが陽でネガティブは陰などなど。

その陰陽ですが、冬至や夏至にパキっと切り替わるというイメージではありません。
グラデーションのようにじわじわと全体量を変えずに夏至の日を境に少しずつ陰の気が増えてきて陽の気が減り、冬至の日を境に陰の気が減り陽の気がまた少しずつ増えバランスを変えていきます。
また冬至の日は、暗闇の中に一筋の光がわずかに差し始めてくるということから「一陽来復」ともいわれます。
これは、「よくない事の続いた後にいいことが巡ってくる」という意味合いで使われています。
東京の穴八幡では冬至の日から節分までにこの「一陽来復御守」が頒布されているそうで、一度訪れてみたい神社でもあります。

九星気学や易経を知る前から私にとって、冬至の日は何かしらの変化を感じる日でした。
当時心がモヤモヤしてどっちに進んでいいものか暗中模索していた私にとって、冬至を境にして何かエネルギーが変わる感じがありました。その時に出会った”一陽来復”という言葉の「よくない事の続いた後にいいことが巡ってくる」という意味に妙に納得したものでした。
その後、九星気学と易経に出会い学んでいく中で、一年の中でのエネルギーの流れと夏至冬至秋分や春分の日の意味を知ってさらに納得しました。

冬至とは、
真っ暗で静かな夜の闇の中に太陽の光がうっすらと差し込み始める日
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光となるエネルギーが暗闇の中に新たに立ち上がっていく日
  ↓
新しい気の始まり
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感覚的には新年の始まりのような「新気の始まり」に捉えられると思います。

新年を迎えるために家の大掃除をして、古い埃を落としてすがすがしく新年を迎える準備をしますね。
それと同じように正月準備もかねて家の中の断捨離をして整えながら、自分自身も一年を振り返り棚卸をし、
来年はどんなことをしたいか、
◇何を目標に進んでいくか  
を自分の中に問いかけ、冬至を迎える準備をしていきます。

そして冬至の日は、50本の筮竹を用いて冬至占をします。冬至占では、新しく出てきた陽の気に乗ってここから一年どんな生活を送ったらよいか、どんな留意点があるかなど心構えを伺います。
そして自分の状況を合わせてじっくりと解釈していきます。
今年は、手帳を書き始めたこともあり今年ここまでやってきたことが整理できていて、これからやってみたいと思うことや目標のアウトラインが思い描けているので、冬至占を受けて来年2月3日の立春から立ち上がる乙巳二黒土星の気が織りなされていく中で、どう進んでいくのかドキドキします。
新しい気の流れの中で、楽しみながら歩みを丁寧に踏み出していけるといいなぁと思います。

人間だれしも暗闇の中にいるとその先に光が
見えないことで、とても不安に感じます。
でも、明けない夜はないのですよ。
必ず光は見えてきます。