春土用に入りました。
みなさん、体調はいかがですか?
新しい環境の中で、様々なことに向き合いつつ精一杯自分の力を尽くして
いらっしゃることと思います。
精神的には、やる気に満ちてパワー全開、交感神経も優位な状態だと思います。
このGW、今年は飛び石連休ですが、そんな緊張をそろそろ少し緩めてあげてくださいね。
自分中心にゆったりリラックスする時間を持って、
ご自身のお好きなことを楽しむ時間を持ってくださいね。
必ず心と体のリフレッシュに繋がります。

リハビリウォーキングの途中にみつけました。
グミの樹かと思って近寄ってみて
ビックリしました!
先日サンドイッチマンのお二人が、病院でラジオ放送をするという番組を観ていました。
その回は、東京のあるこども総合医療病院での回でした。
病院内に設置された番組のスピーカーを通して放送は病院内の人たちに届けられます。
入院している子どもたちやご家族の方から寄せられた投稿が紹介されたり、
実際に出演されてサンドのお二人と話をされたり、
リクエストソングが放送されます。
患者さんの様子だけではなく、ドクターや看護師さんをはじめとした医療チームの方々の様子、
ご家族の様子も同時に映し出されていて、関わられている方々の思いも感じられました。
出演されたみなさんが、とても難しい病気と向き合いながら、
それでいてとても前向きで、
サンドさんの掛け合いの素晴らしさからか、
みなさん笑顔が溢れていて印象的でした。
子どもの病院ですから、出演して話をするのは子どもたちなんです。
病名は、聞いただけでは分からない難しい病気ばかりでした。
ご両親も苦悩される日々を送られているであろうし、
きっとツラい治療を毎日頑張っている子もいると思います。
セラピードッグ🐶が導入されているのも頷けます。
小さな子どもにもきちんと病名や病状を話し、どんな治療をするのかは、
患者である子どもたちの”どうしたい”という意志を尊重されているようでした。
だから、子どもたちがしっかりと自分の病気に向き合っているのを感じました。
最初に出てきた子どもは9歳だったんですけど、
驚いたのは、
しっかりと命や病気と向き合い、病気を理解し、
そして病気に対する自分の思いや考えを言葉で話すことができることでした。
治療についても、
ご両親や医師をはじめ医療スタッフの方々がその子の意志を尊重してあったんです。
話の中で、
「何か悪いことがあっても、楽しいことが必ずあるから」
という言葉を聞いて、驚き感動しました。
病気で、ツラい治療を受けている中でも、
楽しいことに気づける、探す、見出すことができるんですよ。
ある意味子どもだから、素直に感じて探すことが出来るのかとも思いましたが、
それだけではない、
周りの環境・・・病院のスタッフのみなさんやご両親に見守られ、支えられ、
その関りの中から培われたものではないかと思いました。
ご両親への感謝の言葉も照れていましたが、ちゃんと思っている様子が伝わってきました。
この子が言うように
良いことと悪いこと、幸せと不幸せ、
物事は陰と陽、半分ずつでできているんです。
誰かは幸せの方が多くて、不幸せの方が少ないということもなく
みんな平等に1:1 同じだけあるのです。
難しく言えば、東洋思想の陰陽二元論そのもののことを言っているなぁ
と思いました。
前回のブログで、
「楽しいとは」
満ち足りて愉快な気分のことで、心理学ではポジティブな感情であり、
ドーパミンやエンドルフィンなどの脳内物質が分泌されることで、
幸福感や満足感をもたらす状態を指す。
楽しむことは、注意の切り替えや心の余裕を生み、
ストレス軽減や脳機能の向上にもつながると考えられている。
と書きました。
この子どものように、楽しいを探し見つけることのできる力も
素晴らしい能力だと思います。
すべての子どもたちに育てていきたい”生きる力”に繋がっていく力だと思います。
私たちは、苦しいことや嫌なことがあると
そのことばかりに気を取られて、体を硬くしてしまいがちです。
でも、身を硬くするよりも体の緊張を緩めて、
一歩引いて見ることができるようになると
物事の全体像が見えてきて、客観的に見えるようになります。
すると悪いことや良いことどちらもが見えてきます。
良いことの中に楽しいことを見つけられると、
ポジティブな考え方ができるようになり、ストレスが軽減し心の余裕も生まれ、
幸福感や満足感へとつながっていきます。
私事ですが・・・
ある時私は、全治3か月の足の骨折のため歩くことができなくなり、
ベッドの上に横たわるだけの世界しかありませんでした。
仕事に行くこともできず、ご飯を作ったりの家事も一切できず、
トイレやお風呂に入るのも不自由な時を過ごしました。
最初の1週間は、激痛との闘いでしたが、
1週間が過ぎると徐々に痛みが治まってきました。
1日が48時間欲しい!と思っていたくらい時間の無さを感じていた私に、
動けないという制限付きではあるけれど、
突然24時間丸っと全て私が自由に使っていい時間が与えられました。
動けないことや足の痛みとツラさは、とても苦しいことでしたが、
自由に使っていい時間は、何物にも代えがたい楽しい時間でした。
もちろん、家族の支えに感謝しリハビリをしながらですが、
自分とガッツリ向き合う時間となり、心理学の勉強をしたり、
自分と対話する中で、本当の自分を見つけていく旅が始まりました。
あの骨折の経験で大変で苦しく辛い思いをしたけれども、
今の私の幸せにつながっていると思います。
幸せが半分、不幸せが半分の中で、一歩引いて見ることで客観的に
自分に与えられた幸せ(楽しいこと)を見つけることができたのだと思います。
すると、目の前に広がる世界も今までとは変わって見えるようになってきました。
そう、ポジティブに歩むことができるようになってきたんです。
あの3カ月は、私にとってかけがえのない3カ月になりました。
そして、怪我をしたあの日と同じ日がもうすぐやって来ます。
早いもので、もう5年という年月が流れていきました。
たった5分の距離を歩くのに、30分もかかったあの頃から、
今はジョギングできるようにまで回復しました。
本当に幸せなことだと思います。
ツラいや苦しいと感じていることの反対側にある
楽しいこと
あなたも一歩引いた視点から、探してみませんか?

ボール状に花房を付け見事に咲きます。
珍しいピンクのオオデマリの向こうに
更にモリモリの白いオオデマリが美しかったです。

