9月に入りましたね。
気象庁の定義では、9月に入ると秋に区分されるようです。
7日(日)は、二十四節気の 『白露』
・・・綺麗な日本語の表現ですね。
夜中に大気が冷え、草花や木に朝露が宿り始める頃で、
日の光が朝露に当たって、光の粒があちこちでキラキラ
そこら中に光が溢れます。
秋への季節の移り変わりを感じますね。
この朝露が見られる日は、日中晴れると言われます。
夏至を過ぎて、日の出と日の入りの時間も変化してきました。
朝5時には起きるのですが、まだ暗くて30分くらいの間にどんどんと白んでいきます。
この時期の福岡では、5:50頃が日の出で、18:40頃が日の入りのようで、
少しずつ夜の時間が長くなってきています。

夏の間、梅模様の風鈴の涼しい音が
酷い暑さを和らげてくれています。
太宰府に来て、早いもので3週間目に入りました。
暑さは厳しいですが、当初よりも朝晩は過ごしやすくなってきました。
家が山手なので、
山から御笠川への流れ込む湧水の音がしたり、
夕方から早朝はコオロギや鈴虫などの虫の声、
夜明けとともに様々な鳥のさえずりが始まり、
日が昇ってくると蝉の声と・・・
自然の奏でる音に包まれています。
人工の音と言えば、時々近隣からの生活音か
通り過ぎるバイクや車のエンジン音か
離陸した飛行機の上昇していく音が遠くに聞こえる位です。
そんな中ですから、動画やテレビを観ることが激減しました。
疑似的ミニマニスト体験中だからという訳ではないですが、
自然の奏でる心地よい音に溢れているので、
他は要らない感じなのです。
いかに今まで人工の音の中で、埋もれたように生活していたのかと
今更ながらに驚きました。
川のせせらぎや鳥の声などの入った癒し系動画をわざわざ選んでいたので、
それが普通に身の回りにあるという現実に気づいたら、
もう人工の音は、必要最低限あればいいと思うようになりました。
一日中その自然の奏でる音の中で暮らすという生活は、
街中の便利で、家々に囲まれ樹々も少ない生活にはありません。
ふと思いだしたのですが、
数十年前、身の回りにまだ自然が溢れていた昭和の子ども時代に戻ったような気がしました。
昭和の子ども時代には、今のような携帯やアプリ、ゲーム機器なんてありません。
体一つで野山を駆け回って遊び、必要なものは自然の中で調達していました。
昔は、自然の中で思い切り遊んでいたんだなぁと・・・
すっかり忘れてしまっていました。

私の住んでいる街では結構大きな川幅ですが、
ここでは、せせらぎの音が心地よく
まだ浅い川です。
自然の中にいると、ゆっくり時間は流れていくのですが、
体感的には決して遅くなくて、あっという間に一日が終わってしまいます。
普段の街中での生活も一日が同じようにあっという間に過ぎていくのですが、
精神的には緊張感が強く、ピリピリしたような交感神経が優位な感じです。
私は、体の力を抜くことがとても苦手です。
交感神経優位に暮らすというのが常で、
いつも何かしらを頭で考え続けるというのが癖というか性分でした。
ヨガをするようになって、初めて始終体に力が入っていることに気づき、
意図的に体の力を抜けるようになったのは、ここ最近です。
ヨガでの瞑想の時間になると
頭の中で何も考えないということができず、
先生のアドバイスで初めは数を数えることからスタートしました。
今でこそ何も考えずにボーっとすることも出来るようになってきましたが、
それまでは、
起きてから寝るまで何も考えない時間は、
ほぼなかったように思います。
たぶん私のように体の力を抜けない人は、
何かが起こることに対して予防線を張るように
周囲に対して常に注意を払っている、
大げさに言えば・・・常に警戒態勢をとっている人なんだと思います。
言葉を変えると、
自分で言うのもなんですが、”毎日精一杯頑張っている人”
なんだと思います。
そんな私の体は、40代の頃には悲鳴を上げました。自律神経失調症でした。
色んな診療科を回りましたが根本的な解決にはならず、
同時に更年期障害と言われる症状に悩まされ始めました。
体も心もツラくてツラくて。。
たどり着いたのは、鍼治療でした。
そこからの鍼灸治療とのお付き合いです。
退職後、歩けなくなっていたのでそのリハビリもありましたが、
同時に東洋医学や薬膳について学び始めました。
物事の考え方は元より、生活全般の見直しの必要を感じました。
学んで理解し実践していく中で、少しずつ体は変化してきました。
しかしながら、こちらに引越しをして環境が変わることで、
今までとは違った体の変化を感じるようになりました。
東洋医学では、五行論と言って「木・火・土・金・水(もっかどごんすい)」といって
体の働きを五つに分けて考えます。
自律神経と関係してくるのは、「木(もく)」で、
臓腑で言えば「肝」に当たります。
「肝」は、エネルギーである「気」や栄養分を運ぶ「血(けつ)」を
全身の隅々まで巡らせる働きがあり、ストレスに大きく影響を受けます。
強いストレスの影響を受けて、体の中に気が滞り、情緒が不安定になったり、
首から上に症状が出やすくなると言われています。
自分の体と向き合い、体の癖を知ることは、
自分にしか分からない独自の健康法につながっていくと思います。
これまで数年学んできたのですが、
そろそろ蓄えてきた学びを
実際に活かす機会なのかもしれないと思うのです。
今日の気づきですが、
この体に入った力を緩め、滞りを緩めてくれるのが、
豊かな自然や自然の奏でる心地よい音に溢れている環境なのではないかと思いました。
ここでの生活の中で、演奏や編曲につながる気づきもあるのではないかとも
思います。
これからの自分の変化を楽しみながら、過ごしていきたいと思います。

山々の間から朝日が昇ってきます。
この時期になると、朝もやが山肌を伝い
空に向かって立ち昇っていきます。

