早いものでもう10月に入りました。
日中はまだ汗ばむ日もありますが、ずい分過ごしやすくなってきました。
気温差が大きいので、何を着ようかと迷いますね💦
暑さは残りますが、土手に彼岸花が咲き始め、
秋の移ろいを感じています。
先週太宰府天満宮では、秋の例大祭である『神幸祭』が執り行われました。
初めて夜の「千灯明」に参加できたので、その様子をご紹介します。

白やピンクなどいろんな色がありますが、
赤色は彼岸花らしく感じます。
古代より大陸との交流拠点となってきた福岡県の太宰府です。
先日の太宰府散歩🚲①で大宰府政庁について書きました。
大宰府政庁は、朝廷の外交や軍事に関わる対外交渉の窓口となる施設で、
『西の都』と呼ばれ、朝廷と同じような役割を果たしていました。
ここの長官の役職である”大宰の帥(そち)”には、万葉集の優れた歌人である大伴旅人もいます。
太宰府と言えば、太宰府天満宮、菅原道真が私たちには馴染み深いです。
菅原道真は平安時代宇多天皇に重用され、
学者出身でありながら右大臣という高い地位にまで上り詰めました。
そのため道真に対して、多くの貴族が反感を持ち妬みを持っていました。
天皇が醍醐天皇に変わると、無実の謀反の罪をきせられ流刑という形で、
901年大宰府に左遷されます。
役職は、大宰員外帥(いんがいのそち)という正式な地位を持たない閑職でした。
役職はあるものの政務に当たることは禁じられ、俸給も従者も与えられませんでした。
903年、失意のうち無念の死を遂げます。
亡骸を乗せた牛車が、どうにも動かなくなったのが今の天満宮の場所で、
ここに葬って欲しいという道真公の意志であろうとしてこの地に葬られました。
9月の秋分の日をはさんで、天満宮では秋の『神幸祭』(秋祭り)が執り行われます。
道真公の御霊を慰め、世の中の平安と五穀豊穣を祈る大きな行事です。
神幸祭は、平安時代から続いており福岡県の無形民俗文化財に指定されています。
~22日 秋分の日前日夜 榎社への「お下りの儀」
~23日 稚児や花車の行列とともに浮殿に戻られる「お上りの儀」
~23日夜 本殿への「お移りの儀」
~24日 古式献饌祭
~25日(月命日)例大祭
~25日夜 「千灯明」
が行われ、締めくくられます。

せっかくこの太宰府にいるのですから、
是非見てみたいと思って25日の「千灯明」に出かけました。
20時神職の合図とともに、点灯が始まります。

心字池を囲むようにロウソクが設置されていて、
火の着いたロウソクを頂いて、
参拝者の私たちも次々にロウソクに火を灯させていただきました。


そして、心字池の舞台で神楽が奉納されます。
暗闇の中に沢山のロウソクの灯が浮かび、雅楽の調べと神楽の舞と
幻想的な光景でした。
夜の天満宮に行くことはありませんでしたが、
ロウソクの優しい灯りの中に照らし出される天満宮もなかなか素敵でした。
23日の稚児や花車の行列は所用のため見れず残念でしたが、
来年は見に行きたいと思いました。

参道を進んでいくと本殿が見えてきます。
もちろん帰りには、25日の特別な”ヨモギの梅が枝餅”を頂いて帰りましたよ。
最後にですが、
『太宰府ちょこっと雑学3.』
(太宰府ちょこっと雑学1.2.は、以前投稿した太宰府散歩🚲①をごらんくださいね!)
太宰府といえば”梅が枝餅”!
という、小豆餡をもち米とうるち米をブレンドした生地で包み焼いたお菓子です。
太宰府に左遷された際、
食事にも困っていた道真公を憐れんだ老婆(浄妙尼)が、
好きだったお餅を梅の枝にさして差し上げたことが始まりと言われています。
通常は、生地が白い梅が枝餅ですが、
特別バージョンが2つあります!
①25日は、道真公の誕生日であり命日です。
それを記念してこの日にヨモギを練りこんだ緑色の生地の梅が枝餅が販売されます。
②もう一つは17日に販売される、
黒米(古代米)を練りこんだ紫色の生地の梅が枝餅です。
2005年にできた九州国立博物館の開館10周年を記念して作られたもので、
毎月17日は「きゅーはくの日」といわれています。
九州国立博物館へは天満宮の境内から動く歩道で向かうことができます。
梅が枝餅は一つから買えて、食べ歩きにも最適ですし、
3種類の”梅が枝餅”の食べ比べもいいですね。
焼きたてのパリッとした食感もいいですが、
少し時間を置いてのもっちりとした食感を楽しめるのもまた楽しみです。
これからの季節は、太宰府散策もおススメです。
観光案内みたいになってしまいましたが・・・
小さな町ですが博物館があったり、昔懐かしい遊園地があったり、
歴史のある神社仏閣が多く、道端にお地蔵さんも多いので、
どこか懐かしさを感じたり、
小道を入るといろんなお店があって面白い町だなぁと感じています。
そんな太宰府探検に、是非いらしてみませんか!?

本殿は令和の大改修工事中で、2026年完成予定。
仮殿は、建築家 藤本壮介氏のデザイン、
太宰府に広がる豊かな自然風景と飛梅から着想を得ているそうです。

