秋の過ごし方~秋の養生🍂


先週までまだじんわりと汗をかくような気候だったんですが、
やっと平年の気温に近づいてきた今週です。
微妙に少しずつ木々の葉の色が変化しつつあります。

秋の空とススキ・キリンソウ:
ススキもだいぶ穂を広げてきました。
今週は連日30℃も和らいできています。
低層の雲と高層の雲、秋の空は高いです。

秋は、食欲の秋ですね。

なぜ秋になると食欲が増してくるのでしょうか?

秋は実りの季節、春や夏に花を咲かせじっくりと結実した果実が、
豊かに実り、美味しくなる季節ですね。
そこに、空気が乾燥して湿気がなくなる!湿度が低くなる!からなんです。
なぜ湿度が低くなると食欲が増すの?というと
胃腸の働きと関係があります。
脾(=胃腸)は、湿度を嫌い乾燥を好むから、
秋の乾燥した気候になると調子が良くなり、食欲が増し、
加えて実りの秋で美味しいものが沢山なので、食欲に火がつくんですね🔥

秋を感じるようになってくると、症状として乾いた咳が私は良く出るようになります。
乾いた咳
||
肺が乾燥していますよ~
と教えてくれています。
そこで登場するのが、潤いを補ってくれる薬膳です。
肺が乾燥している時は、肺と関係が深いお肌も乾燥しています。
有名なのは、白キクラゲ+梨+蜂蜜の組み合わせのデザートなんですが、
私は、「肺」を潤しお肌も潤してくれるこれらの食材を
自分で作る料理でそれぞれの食材を取り入れていきます。
お味噌汁やスープに白キクラゲを入れたり、なしのコンポートを作ったり、
蜂蜜をパンに塗ったり、ヨーグルトにかけたり、飲物に入れたりします。
こんなちょっとしたことでも、
続けると少しずつ体が変わっていくのを感じます。

さて秋は、色々な呼ばれ方をします。
食欲の秋のほかには、芸術の秋、スポーツの秋とも言われますね❣
暑さが厳しかった時は、考えられませんでしたが、
ずい分気候がよくなったので、
家から歩いて、九州国立博物館で開催されている
『法然と極楽浄土』展に行ってきました!
太宰府天満宮の境内から、
山の斜面に設置された長~~いエスカレーターと動く歩道で、
楽ちんに行くことができますし、
横には階段もありますので、鍛えたい系の方にはオススメです。 

九州国立博物館:
ガラス張りのここに青空が映ると素敵なんですよ!
曇り空で残念💦



この展覧会の時代背景は、平安時代です。
平安時代の末期は、内乱が繰り返されたり、
災害疫病が頻発して世の中が乱れ、
人々は疲弊していました。
その時代の中で、浄土宗の開祖法然は、
どんなに貧しくてもどんなに愚かでも、
ただひたすらに阿弥陀仏を信じて「南無阿弥陀仏」と称えれば、
誰もが等しく極楽浄土に往生できると説きました。
その教えは、貴族から庶民に至るまで多くの人に支持され、
法然が亡くなった後も弟子たちによって守り継がれ、
江戸時代には徳川将軍家の帰依を受けて大いに発展したそうです。
京都で言えば、知恩院・金戒光明寺・永観堂
東京で言えば、増上寺
福岡で言えば、善道寺
が関係が深い寺院です。
音声ガイドを聞きながら、
展示物を見て回ると今まで知らなかったことを学ぶ機会になりました。

日本一の立体涅槃:
仏涅槃像 香川県法然寺の一部が展示されていました。
唯一撮影OKだったコーナーです。


最後に一つみなさんに見ていただきたい展示物をご紹介しますね!
先日の太宰府散歩🚲③で訪問した観世音寺の
日本最古と言われている国宝の梵鐘がありました!

観世音寺の日本最古で国宝の梵鐘:
やっと会えました!


やっと深まってきた秋を感じながら、
体を動かし、博物館で歴史や文化を学び、最後に梅が枝餅を食べるという
プチ秋ツアーでした❣
たぶん今年は短いだろう秋ですが、楽しんで過ごしたいと思います🍂

みなさんは、この秋どう過ごされますか?