先週、ピアノ室に遊びにきた小さな女の子の話を書きました。
彼女は、緊張を持ったままで
自分の好奇心や興味からやりたいことを見つけていきました。
その様子を見ていると、
緊張した中でも、
自分の心地よいところを探して辿り着くこともできるんだと思いました。
子どもの緊張と大人の緊張では、
ちょっと状況が変わってくるかもしれませんね。
大人の方の場合、周りの人との関りが多くなったり、
試験や発表などで評価されることも多くなってきます。
なので、
大人の方は人前で弾くとき
とても緊張して、頭が真っ白になって、
上手く弾けなかったということもでてきます。
一人で練習しているとうまく弾けても、
誰かに見られている、聴かれている
という状況が緊張を大きくさせます。
そして、「ちゃんと弾きたい」「失敗したくない」と
つい思ってしまいます。
そんな時、周りにいる人に対する気持ちが大きくなりすぎて、
自分が弾く曲への思いがとても小さくなっている
ような気がします。
上手く弾けなかった経験をお持ちの方の話を聞くと、
周りのことが気になって、ちゃんと弾けず失敗したらどうしよう
という気持ちの方が大きくなりすぎて、
曲を弾くことへの集中力が途切れてしまったというのです。
私自身も実は同じです。
緊張でいっぱいになって、
日常のことに手がつかなくなるよなぁ…
と最近思うことがありました。
緊張を取り除きたくて、
練習するしかないと思いがちです。
でも、
本当にそうなのかな?と思うと、
”日々を大事にしながら、
自分らしく過ごしていきたい!”んだと。
そこで、
「私、今なにがしたい?」と聞いてみると
浮かんできたのは、
・好きな作家さんの小説をワクワクして読みたい
・美味しくなることを想像してニンマリしながら料理をしたい
・家を片付けてスッキリ気持ち良く過ごしたい
そんな時間を、練習の合間に少しずつ持ってみることにしました。
すると
心の中には、変わらずに緊張する気持ちも確かにあるのですが、
なんだかとてもリラックスした
自分に戻れる時間が過ごせるように感じられ、
心の中が、ずい分と和らいで穏やかになっていました。
ふと思いました。
「同じ土俵で考えているけれど、
私…なにかボタンを掛け違えている?」
「私は、緊張するからうまく弾けないと思っているけれど…
本当にそうなのかな!?」
「…あれ?」
「緊張していることと、自分がどう弾くかは、別なんじゃないのかな?」
と思ったら、
何だか心のモヤモヤしたものが、
すぅーーっと晴れていきました。
私にとって、緊張したから弾けなかったは、ちがうのかもしれないと。
緊張を持ったままでも、
「この音色が好きだな」
「ここのフレーズきれいだな」
「この音ドキドキする」というところに
入っていけるのではないだろうか?
もっと自分が積み重ねてきた練習や、
これまでの演奏を信じてもいい。
そして、音の響きの中に入って、
楽しめるチャンスなのかもしれません。
今までとはちがう景色が、ちょっと見え始めたような気がします。
このまま進むとどんな景色が見えてくるのか
楽しんで進んでいきたいと思います。
西鉄春日原駅、JR春日駅近くで
大人のピアノ初心者の方に向けたレッスンをしています。
「楽譜が読めないけれど弾いてみたい。
そんな方も安心して始められる教室です。」
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