師走突入!冬の養生について🍀

昔12月は、年の終わりに檀家さんのお宅の仏前にお経を上げるためにお坊さんが走り回っていたそうです。そこから師が走る=師走と言われ始めたそうですが、みなさんの日常はいかがですか?
暦の上では、12月21日の冬至に向けて陰が最大に極まっていきます。
現実世界では夜の時間が長くかなり寒くなってきました。
外で元気に活動的に夏のように過ごすのとは違って、ぐっと内側に意識が入っていくような感覚があります。

最近、虹に出会うことが多くなりました。
朝昼夕方と時間帯は色々ですが
ふと見上げると出ていて、空を見上げる余裕もでてきたのかなぁ・・・


冬の体は、交感神経が優位になり、体温を逃さないよう毛穴を閉じ、血管は収縮しエネルギーを使い過ぎないようにセ-ブします。冬に眠い、動きや行動が鈍る、気持ちが内向きになるのは自然なことのようです。
冬の養生は『閉蔵』。
体の中にある蔵を閉じて、次の春に向けしっかりと芽吹くように心身に必要なパワーを蓄えるのが肝心です。
春開く蕾をこの時期にもう付けて、じっと寒い冬を乗り越えようとする樹々の姿が目に浮かびます。
私たちはそうは言ってられないですね💦
だから、無理をしない…何事も余裕を持たせるということも大事ですね!
寒さは体の土台である五臓(肝心脾肺腎)の「腎」を弱めるため、免疫力を下げたり、疲れやすくなったり、老化が進む原因にもなるそうです。
前回のブログで、お風呂に入って体をじっくりと温めることを書きました。
今日は、加えてよく聞かれると思う「五首」を冷やすな!をお伝えしますね。五首とは、首・両手首・両足首のことです。
足首は特にツボが多いところなので、足首を覆う靴下やレッグウォーマー、足湯、カイロでポカポカにするのがおススメ。
靴下は、昔は格好悪い!から履かなかったんですが、最近は5本指ソックスを愛用しています。冷え方が違うんですよ。ウォーキングが日課の私には、歩く時にしっかり地面を蹴ることが出来るのも実感していて、今は手放せなくなっています。


私はこの「腎」が弱いんです。
年齢を考えると加齢によって腎の力は弱くなっていくものですが、私はこれまで自分の体を過信して、結構無理を重ねてきた自覚があるので、今更ながらに自分の体を労わっていかないとなぁと思うのです。かなりの時間がかかるとは思っていますが、少しずつ生活を整えながら大事にしていこうと思います。
というのも・・・先日予約してから約二か月待ちに待った漢方調剤薬局の安樹堂さんに伺いました。
今回のブログは、そこで伺ったお話などを元に書かせていただいています。
私は、どうやら立ち止まることが苦手なようです。なので、気力でガンガン突き進んできました。
若いうちならば、それでも何とかやり過ごすことが出来ます。それが年齢が上がってくると思わぬ不調に見舞われたり、ちょっと体調を崩すとガタガタと崩れていってなかなか回復できなかったりします。
「立ち止まる」ことの大切さや勇気があの頃自覚できていたら・・・と思います。
腎の不調は、過労や睡眠不足が続くと若い方でも同じことが起こりますので要注意です。
安樹堂さんで、今の体の状態と病歴について丁寧に問診していただいて、漢方薬を調合していただきました。
漢方は、なかなか効果を実感しにくいという感じがありましたが、今までとは違う体の変化を感じていてしばらく続けてみようと思っています。

みなさんはどのように冬を過ごされますか?

『冬は、温め・蓄え・無理しない』
でお過ごしくださいね❣

今週末は、かなり寒さが強まるらしいです。
みなさんご自愛くださいね♥