大人のピアノは「できるようになる」だけではないのかもしれない。
そんなふうに感じ始めたとき、
向き合い方が、少しずつ変わっていくように思います。
音を重ねていく時間の中で、
ふと気づく自分の内側の変化。
大人になってからのピアノは、
上達を目指すだけではなく、
自分自身との関係を見つめていく時間でもあるのかもしれません。
大人のピアノの豊かさについては、こちらの記事でも綴っています。
ピアノを弾く中で、
音を通して自分と向き合う時間があります。
今の自分の気持ちに気づいたり、
無理をしていたことに、ふと気づいたり。
はっきりとは意識していなくても、
なんだか心が落ち着くような。
子どもの頃の私の記憶には、
音楽教室で過ごした楽しい時間の想い出があります。
歌ったり、先生のピアノに合わせて体を動かしたり、
楽器を合奏したり、
五線譜にマグネットを置いて、音符のことを知ったり、
当時はオルガンでしたが、弾くことだけではない楽しさがありました。
保育の仕事をするようになって、
子どもたちと関わる中で、
大事な核となる経験でした。
幼い私が経験したような音楽との楽しい出会いの経験を
保育室の中で再現したいと思っていました。
この原体験というような経験の上に、
私の音楽との長いお付き合いがあります。
弾けるようになりたい、上手くなりたい
という気持ちがいつしか強くなって、
楽譜通りに弾くことに、強くこだわっていた頃
今の師匠に出会いました。
CDから流れてきた師匠のピアノの音色は、
今までに感じたことのない、とても心地よい、
こころの奥深くを緩めてくれるようなピアノの響きでした。
自分が奏でる音とはまったく違っていました。
どうしたら、こんな音色を奏でることができるのだろう。
と、門下の扉を叩きました。
大人になってからは、
なかなか子どもの時のようにはいかないのですね。
自分の中にある目標や想いが複雑に絡まって、
素直に自分の音と向き合えない時期も途中にありました。
ゆっくりですが、
自分の音と向き合い、自分の内側とも向き合い、
少しずつ変化していったように思います。
今思えば、最初に音楽と出会った頃の感覚が、
とても静かに戻ってくるようでした。
大人のピアノを続ける中での心の変化については、こちらの記事でも触れています。
大人になってからのピアノは、
ただ上達を目指すだけではなく、
音を通して、
自分自身との関係を、少しずつ見つめ直していく時間。
そんな静かな時間の中で、
少しずつ、自分を大切にできるようになっていくのかもしれません。
最近、そんなふうに感じています。
西鉄春日原駅、JR春日駅近くで
大人のピアノ初心者の方に向けたレッスンをしています。
「楽譜が読めないけれど弾いてみたい。
そんな方も安心して始められる教室です。」
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